子供2「中には通さないぞ……!」
悪人「ガキが。いいから黙ってシスターの身柄寄越せ」
子供3「い、嫌だ!」
悪人「2〜3人痛めつけるか?」
僧侶「痛めつけられるのはあなたたちですね……」
騎士「裏も吐いて貰おうか」
盗賊「ガキども、よくやったな。酒場のことを誰に聞いた?」
戦士「あ、俺が教えてた。ガキと仲良くてさ」
子供「あー戦士さん!助かった!」
僧侶「あと、言っておきますね。ここのシスター私より強いですよ」
パーティ「!?」
僧侶「彼女、元聖堂騎士のナンバー2です」
(騎士に殴られて壁にたたきつけられる戦士)
戦士「いってーな。おい、お前も殴られたいだろ?」
(頷く騎士。殴り飛ばす戦士)
騎士「よし。盗賊、助けてくれるか」
盗賊「任せろ。今から馬を飛ばせばなんとかなる」
僧侶「子供達も不安に思っているはずです。すぐに助けに行きましょう」
魔法使い「とっておきのスクロール持ってきましたよ。みなさんで使いましょう」
戦士・騎士「よし、行くか。子供を助けた後で殴って貰わないとな」
戦士「……ん?」
盗賊「あの盗賊娘な」
戦士「うん」
盗賊「動きが盗む動きじゃない。殺す動きだ。まだ抜けてない」
戦士「そうだな」
盗賊「近くにいる時に、スイッチが入ったら。一撃で命まで持ってくのが刺客だぞ」
戦士「スイッチなんて入んねーよ。入ったとしてもあの娘の責任じゃねーだろ」
盗賊「責任じゃなくても、命は持って行かれるぞ」
戦士「そんな事そもそもさせねーよ。あとな、たとえお前でもあの娘にそれ言ったら許さねーぞ」
盗賊「わかってるよ。だからお前に言ってるんだろうが」
戦士「一回手を差し伸べたんだから最後まで面倒見るよ。好きで仕込まれたんじゃないんだろ。お前も」
盗賊「……お前」
戦士「いい。言いたくなるまで聞かねーよ。それは誰に対してもだ」
騎士は命よりも騎士道が大事なのです!
仲間の為なら躊躇なく自身を犠牲するの恐ろしすぎる。
そこも魅力ではありますがw
騎士「なんだ?」
盗賊「お前さ、戦士の腕を『普通』って言ったろ?」
騎士「言った。普通だ」
盗賊「あんなのが『普通』っていうのも相当だぞ。どういう判断基準だよ」
騎士「私が王子に仕えていた時の周囲と同じくらいだ」
盗賊「おめえよ。それは国のトップレベルの平均だろ。それで普通って言われる戦士が可哀想だろ」
戦士「別に可哀想でもないな。負ける時は負けるしな。強いとも思ってねーよ。が、根性比べなら話は別だ」
騎士「本当にお前らしいな。そういう所は評価できる」
戦士「はは、騎士様お墨付きの根性か、悪くねーな」
全員「かんぱーい!」
戦士「(一気にあおって)今日は久々に蒸留酒飲むか」
盗賊「お前は駄目だぞ、魔法使い」
魔法使い「はい。蜂蜜酒くらいがちょうどいいです」
僧侶「ドンレミ村のワインもありますよ」
看板娘「ほら、子豚の蒸し焼きだよ。今回は儲かったの?」
戦士「あはは、久々に大儲けだよ」
(しばらく楽しく飲んでいる)
(町人が一人脇を通りかかる)
(突然町人を引き倒す盗賊)
盗賊「おい、お前町の者じゃないな」
町人「いえ、この町の者です」
盗賊「残念だったな、俺は全員の顔を覚えてるんだ」
(町人の懐をまさぐる盗賊)
盗賊「そして町人はこんな毒瓶を持っていない。飲んでみるか?」
町人「く、くそ、化け物か」
盗賊「変装は上手かったな。しかしそいつには目元にほくろがあるんだ」
町人「お前何者だ」
盗賊「しがない盗賊だよ。おい、みんな、俺はちょっとコイツと遊んでくるから続けておいてくれ」
騎士「ん?向こうに一団が行くな。あっちは手薄だ」
騎士「まあ死ぬほどの怪我でもないな。行こう」
騎士「ぜぇぜぇ……。片付けた。む、向こうにまた一団が」
騎士「もう少し減らせれば皆が怪我をせずに済む。行こう」
戦士「馬鹿野郎!てめえ怪我だらけじゃねえか!行くな!俺が行く!」
騎士「おお、戦士。2人いれば楽に」
戦士「てめえは帰れ!貴族の行いだか知らんが、『一人も死なせない』から自分を外すんじゃねえ!」
騎士「……!」
戦士「てめえが死んでも『一人も死なせない』が守れないだろ!騎士様は約束を守らないのか!?」
騎士「す、すまん」
戦士「とっとと帰って僧侶に治して貰って、後は最終ラインで身体を休めてろ生真面目野郎!」
戦士「優しくはねえけど、相手で態度も変えねえな」
盗賊娘「あー、そんな感じなんだ」
戦士「まあ、な。仲間は別だぞ。あいつらはもう分かってるし分かってくれてる」
盗賊娘「へー、いいね」
戦士「ん?お前も仲間だろ?」
盗賊娘「別パーティに押し込んでおいて?」
戦士「パーティが別でも仲間だろ」
盗賊娘「そう。……認めて、くれてるんだ」
戦士「当たり前だろ。お前すげえ大活躍だって聞いてるぞ」
盗賊娘「そりゃ、まあ、あんたの紹介だからね」
戦士「俺の顔はどうでもいいからさ、楽しくやれよ。他に行きたかったらそれでもいいし、冒険者やめてもいいんだからな」
盗賊娘「うん……。わかった」
戦士「おうよ。じゃあな。またなんかあったら来いよ。俺もそっち行くし」
盗賊娘「うん……。じゃあ、またね」
僧侶(もう少し、戦士さんが察し良ければいいんですけどねぇ……)
戦士「勝ったからいいだろ。卑怯者はまっすぐ殴り倒さねえと意味ねえ」
魔法使い「最後には勝つんですからそれでいいんでしょうね」
騎士「虚仮の一念岩をも通す、か」
戦士「虚仮って何だ?」
騎士「まあ、馬鹿って事だよ。いい意味のな」
戦士「何をどう考えても褒めてねえな」
戦士「ああ、昔色々あってな」
僧侶「聞いても?」
戦士「別に隠してもいないからな。アイツ地下組織の刺客だったんだよ」
騎士「お前を狙って?」
戦士「いや、まだ仕事をした事がなかった。行きがけで地下組織ぶっ潰した時に拾ってな」
魔法使い「だいたい想像できます」
戦士「いや、さすがにさ、堅気にはなれないだろうから、知ってるパーティに預けたんだよ」
盗賊「それだけ?」
戦士「それだけ。まあたまに様子は見に行ったけどな」
騎士「お前が拾ってやれば良かったのに」
戦士「変に俺に恩を感じて貰っても良くねーしさ。あとあっちのパーティには女いるから」
魔法使い「本当に戦士さんっていい人ですよね」
僧侶(いい人過ぎるんですよねぇ……)
戦士「ん?なんか言った?」
僧侶「いえ、正しき行いは神に認められますよ」
戦士「認めて貰っても腹は膨れねえけどな」
つまり全部ライブ感で書いています。
なので多少整合性が怪しいところもあるかもしれませんが、まあ美味しいところだけ拾ってTRPGで使ってね!
テーマは「泥臭い格好良さ」です!
戦士「冒険者の時点で上手く生きられてねえだろ。何言ってんだ?」
盗賊(吹き出す)
神官「あはははは、おっしゃるとおりですね」
騎士「私は十分上手く生きているつもりだが?」
魔法使い「左遷されているのに?」
騎士「言われてみればそうだな」
看板娘「あんたらさ、正しい事はしてると思うんだけどさ、もうちょっと上手くやれない?」
戦士「俺らは冒険者だからさ。人の目に怯えてても死ぬ時は死ぬからさ。だから自分が正しいと思う事を曲げたくねーんだよな。ああしとけば良かったと思いながら死にたくねえ」
盗賊「お前、本当に馬鹿だな。でもまあ馬鹿にしか見えない真実もあると思うわ」
神官「戦士さん、是非教会にいらっしゃい」
騎士「やり方は馬鹿だが、正しさが間違っていなければ別に問題ないな」
魔法使い「自分を曲げないって凄いですよね」
看板娘「きいたあたしが馬鹿だったよ。馬鹿がうつったかね。ほら、エール飲んでいきな」
子供「噛みしめて」
戦士「頭の上からまっすぐに剣を下ろせ」
子供「下ろす」
戦士「そうだ。盾とか兜とか関係ねえ。一撃でぶっとばせ」
子供「ぶっとばす」
騎士「戦士、その少年の体格では無理だ」
子供「……無理?」
戦士「いや、無理じゃねえ。振りができたら次は身体の動きで威力が出る」
騎士「ふむ……?」
戦士「騎士様は腕力と鎧で動かず勝負だろ。戦士はな、鎧は軽めで全身で行くんだよ」
騎士「なるほどな」
戦士「でもまあ、ガタイがいい子には鎧着せて重戦士がいいからな。お前教えられるか?」
騎士「お前は変なところで面倒見がいいな」
戦士「あー。俺さ、多分下がったら逃げちまうんだよ」
魔法使い「戦士さんが?」
戦士「うん。俺さ、子供の頃、犬が恐くて」
魔法使い「犬?」
戦士「道ばたで犬に出会うと家まで逃げて姉貴に泣きついてた」
魔法使い「せ、戦士さんが……?」
戦士「だからさ、一歩下がったら、多分俺、逃げるんだよ」
魔法使い「絶対そんな事ないですよ」
戦士「それにさ、下がった分踏み込まれたら、誰かが窮屈な思いをするだろ?だから俺は踏み込むんだよ」
魔法使い「戦士さんらしいですね」
戦士「だから安心して俺の後ろにいろよ。絶対に抜かせねえから」
騎士「まさか、魔法使い……」
僧侶「だ、大丈夫ですか!(駆け寄る)ああ、魔法使いさん、この子を庇って……!」
盗賊「まだ幼子だ。魔法使い、おまえ……」
魔法使い「まだ……死んで……ません……ですー」
僧侶「今お怪我を治します……!!」
戦士「お前、子供を庇ったんだな」
魔法使い「あはは……拾って逃げれるほど……フィジカルないので……」
僧侶「あまりにも高潔な犠牲です。私はあなたを誇ります」
騎士「魔法使い。君は、誰よりも正しいことをした。後は任せろ」
戦士「お前、やっぱり『男の中の男』だよ」
魔法使い「あはは、向こうに逃げました……僕ちょっと休みますね」
僧侶「ええ、もう敵は二度とこちらにきませんから」
戦士「僧侶バチギレじゃん。勝ったな」
24時間で100人も増えてドキドキしています。
フレーバーやTRPG、ゲームや仕組みなど、色々楽しいお話をお送りしますので、よろしくお付き合い下さいね!
ということは24時間いつでも買いに行けると!!
ということは24時間いつでも買いに行けると!! https://t.co/yx4RV67IK0
戦士「悪ィな、お前が逃げてくれ。俺は下がらない」
敵「もう簡単に殺せるぞ?命乞いしろよ」
戦士「断る。下がらねえし逃げねえ。俺が進んだ分お前が下がれ」
敵「馬鹿が死ね」
戦士「ほら、まだ死んでねえぞ」
敵「お、おい、踏み込んでくるな」
戦士「ビビったか?おら逃げろよ雑魚」
敵「ふざけるな!」
戦士「間合いだぜ」
僧侶「無茶もほどほどにして下さいね」
騎士「お前、時々私より強情だよな」
盗賊「あと一発貰ったら俺が手ェ出してたぞ」
魔法使い「でも格好良かったですよ」
他全員「馬鹿を褒めるな」
??「うちのパーティに入りな。うちの方がレベルが高い」
盗賊「興味ねえな」
??「君ほどの手練れがここで朽ちるのももったいない」
盗賊「てめーらじゃ俺を使いこなせねえよ」
??「騎士こそ見所はあるが、他に見所のないパーティだろ」
盗賊「てめーらがジャッジすんなよ」
??「仲間にバラされたくないだろ?」
盗賊「俺はな、あのアホどもがいいんだよ。効率とか関係無しに正しいと思った事を気負いなくやる希代の馬鹿どもだぞ。おまえらなんて目じゃない」
盗賊「おまえらが仲間にバラすまえにおまえらをバラすぞ。今やるか?」
??「……」
盗賊「10数える前に出て行け。次に姿を見たら、そのときがおまえらの寿命の終わりだ」
ぜひ、是非フォローしてくださいー!
普段はフレーバーだけでなく、TRPGの話やガジェットの話、プロジェクトマネジメントの話などもしています。
実は全部「仕組み」を考えるのが好きで、その考え方はフレーバー作りにも活きています。
なので、このシリーズもこれからどんどん増えていくと思います。
良ければ、これからもお付き合いください!
戦士「お、サンキュ。羊は匂うけどエールで流し込むの最高だよな」
魔法使い「美味しいですよね」
戦士「うん。ちょっと、いいか?」
魔法使い「はい?」
戦士「お前さ、無詠唱発動できるからって、自分を気軽に巻き込むのやめないか?」
魔法使い「?でも、その方が効率的ですよね?僧侶さんも治してくれますし」
戦士「ちげーんだよ。僧侶だって喜んで治してねえだろ」
魔法使い「そうですね、精神力使いますもんね」
戦士「お前は頭いいのに本当に馬鹿だな」
魔法使い「?」
戦士「俺が左手犠牲にして相手ぶっ倒して、僧侶とお前は喜ぶか?」
魔法使い「喜ぶわけないですよ」
戦士「だろ、ならお前もそれをするな。お前は自分の価値を低く見積もりすぎなんだよ」
魔法使い「でも僕は手足怪我しても魔法使えますよ」
戦士「機能の問題じゃねえんだって。しねえでいい怪我しねえでくれよ、頼むよ」
魔法使い「うーん、でもそれでみんなが助かりますよね」
戦士「そんなので助かって喜ぶ奴らじゃねえだろ。いいからもうやめろよ」
魔法使い「まあ、そういうなら、はい」
戦士「お、お前もな、俺らのな、大事な、仲間だから、な、もう言わせんな」
1.戦士
2.騎士
3.盗賊
4.僧侶
5.魔法使い
6.看板娘
7.野次馬
8.(別PTの)盗賊娘
フレーバーが当たっているのに気を良くして連投してたら、24時間でフォロワーさんが100人増えました……。
ありがとう!
普段はフレーバーだけじゃなくTRPGのお話なんかもしてるので、是非仲良くしてね!
騎士「待て。相手は子供、殺すほどでもあるまい」
貴族「逆らう気か?お前もまとめて片付けてやろう」
騎士「できるならな。仇討ちが無法ならば突き出せば良い。殺そうとするなら、痛くもない腹を探られるぞ」
貴族「くそ。その面に免じて見逃してやる、消えろ」
騎士「行くぞ少年」(少年を助け起こす)
騎士「無茶をしたな少年」
少年「すみません、どうしても敵を……」
騎士「仇討ちは相手を殺す事だ。当然、自分も殺される。その覚悟はあったのか?」
少年「はい……ありました」
騎士「見通しが甘い。信念と思い込みは違う。仇を討って君が生き残らなければ名誉は回復されない」
少年「わかるんです。わかるんですけど、我慢が、できなくて」
騎士「一度泣け少年。涙を全て拭いてから、私の屋敷に来い。武器を教えてやる。そして事件を教えてくれるか?」
騎士「ちょっと色々あってな。貴族の裏を洗いたい」
盗賊「何も言うな。2〜3日貰えるか」
騎士「すまない」
盗賊「お優しいこって」
僧侶「ははは、盗賊さんね、通りの噂を聞いた瞬間に飛び出して行ったんですよ」
魔法使い「優しいですよね」
戦士「なあ、弟子に教える方法、教えようか?」
盗賊「お前は毎回優しさの方向が違うな」